マンション駐車場問題への取り組み

総戸数
444戸 8棟
竣工
平成24年

相談の内容

  1. 経年と共に機械式駐車場の駆動部や電装品部に劣化を原因とした故障が度々発生するようになってきていた。
  2. 故障が入出庫のタイミングや深夜に発生し、トラブルやクレームになり、管理組合としても問題解決に取り組まなければならなくなった。

解決方法の提案内容

当初は管理組合が直接メンテナンス会社と問題解決の為にヒアリング等を実施したが、計480台を超える機械式駐車場の納入メーカーも2社に及びさらに駆動システムも多岐にわたるなど事実が判明してきた。問題解決の取組には補修履歴やその情報整理とメンテンス方法や部品調達等の技術的分野等の多方面の同時の課題検討が必要となる為、弊社コンサルティングのもと進める事とした。

コンサルティングではイニシャル工事として全ての問題点を一度に解決する方法では無理があると判断し、イニシャルとしての改修工事とランニングの維持管理と合わせて問題を解決する方法を助言した。

検討方法

まずメンテンス会社をあらたに選定しなおし、その後に同社に改修工事も実施させ、メンテナンスと改修工事との間に「切れ目のない維持管理体制」を整え、使用者の利便性に配慮した計画を立案した。改修工事の施工能力のあるメンテナンス会社を選定するコンペティションを実施し、公募から見積もり取得、プレゼンテーションに至る過程をサポートした。

次に補修履歴と修繕情報の整理の為、駐車パレット一台毎にカルテを作成した。これはパレットの現況の状態を記録すると共に、駆動系や電装系を始めとした部位に発生する故障、補修、修繕や部品交換、緊急対応の有無、更には構造体の塗装工事等のメンテナンス、改修工事の全てを将来にわたってパレット一台毎に記録をとるものである。これにより改修工事後も経年に部品交換等の維持管理について履歴管理と情報整理が可能となる継続的な体制を整えた。

実際の改修工事に当たってはチエーンやワイヤー、ローラーといった駆動系を中心とした部品、センサー、スイッチ類の電装品部品の交換を始め、鋼構造体のパレット鉄骨部分の塗装改修工事も実施した。特にピット下段パレット裏側は常時湿潤な状態でもあり鉄部腐食箇所もあった為、部分補強等も設計しながら工事監理を進行させた。

敷地内の限りあるスペースで工事の際の移動代替えスペースを確保した。また工事工区毎の週間スケジュール管理を行い、代替え駐車場の入出庫がスムーズに行えるようにパズルのような移動計画を監修し工事プロジェクト全般のコンサルティングを実施した。

工期・工程

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